2012年02月23日(木)
感情
こんにちは。大野秀樹です。快適な感情を誰でも望むと思うのですが、喜びや楽しさのとなりに悲しみ、苦しみは表裏一体にある。小学生の頃はよく耳にして、よくはわからないといった感じで聞いていながら、じつに良く納得できていたと思います。いつ頃からかプラス思考とか、上昇志向とか盛んに叫ばれるようになり、一人歩きし、表面上から悲しみや苦しみは遠避けるような傾向はある気がします。今ほど、情報的、説明的でない昔は、目の前の事実とは、正面でぶつかる以外が無い筈ですから、自然に苦しみ、悲しみは訪れ、電話もメールもテレビもなければ、普通に孤独です。どちらが豊かなのかは比較のしようがありませんが、先人が残している功績は偉大。ダンスも同じで、今の方が豊かであるはずが、昔の踊り手の映像を見る時、今の自分達に欠けている、絶対的な物を感じずにいられません。