2012年05月30日(水)
Just Walk!
こんにちは。大野秀樹です。幾年か前に社交ダンスの映画が公開され、静かに話題になりました、「Lesson」という映画をDvDで観ました。観た感じで、最後まで観るかを決めようと思っていましたが、結局最後まで観ました。特に良い映画かを訊かれると、そうとは言えませんが、気に入って観た理由は、事実にあった話を脚色してつくられたという映画であった点です。その様にして観ると、うなずける点があり、気付くと最後まで観ていました。重要な設定は、映画の中での貧困層、若者という視点から見て、社交ダンスは、如何に気取っていて、お金がかかり、嫌な、時代遅れの世界に見えているということと、そこに、社交ダンスを教えることになった社交ダンサーの説く、時代、裕福であるか否かを超える愛や、社交ダンスの男と女の魅力についての説得力との格闘ということになりますが、手と手をつなぎ、親しくなりたい人と誰とでも、音楽に合わせ、心を一つにして歩くだけでダンスになり、楽しく貴重な時間を共有できるという社交ダンスの本質が描かれていたと思います。映画の中でも、身体を寄せ合い、「Just Walk!」と言っています。非常に重要な事ですが、この歩くにはその人の人格や人生が表れます。そうでなければ、映画になる程のドラマもストーリーも生まれないものです。