2013年04月18日(木)
文章
こんにちは。大野秀樹です。よくこの様にして、文章を書く機会がありますが、なかなか文章を書くという行為は難しいと感じています。文章を書くプロの書物であっても、面白い、面白くないから始まって、重要な事柄に触れている、只の暇つぶし的な内容、読む価値もないなど様々に評価されるものだからです。
本人の意図がそのように伝われば、表現、技巧の上で適切で、尚且つ読み手の感性や、文章から汲み取る力が充分であったと言えますが、自分はそのような技量も、知識も持ち合わせてはいませんから、書くときは、相当の緊張のもとに書いています。
本を読むのは好きですから、色々な方の本を読むのですが、難しすぎて太刀打ちできないのは、こちらの技量不足で、残念であることは間違いないのですが、最も残念な印象をもつのは、読者にとってのわかりやすさに重きを置き過ぎて、文章のピントがぼやけてしまう例や、もしくは老齢であることや分かってしまっていることを書くことから来る、文章の才気のようなものがしぼんでしまった状態のもののときです。平易な文章が悪い訳ではなく、平易でいながら、文章の奥行きを構築し、こころの深部に共感のようなものを喚起する読み物はとても良いと思います。
悪いと思う本は元々読まないですが、悪いわけでもなく、至極もっともなことだったりを、やはり進みの悪いまま、やめるタイミングも見つけられないで読んでしまったりのとき、やはり残念な感じを大変に受けます。
ダンスのレッスンを受けたりした時もこういうことはよくあり、あたり前のことの中にある深部の奥ゆかさに重要なものがあり、只当たり前のことをすることが大事なわけではないと思います。