2013年06月20日(木)
明確
こんにちは。大野秀樹です。このところ都議選の選挙カーや街頭の演説で、賑やかに其々の主張がされています。中々、自分の主張を人に明確に伝えるというのは、難しいものなのだろうなというのは、聴いていてよく思います。いったいこの人は何を言っているのだろうと思うこともありますが、同じように自分が実際にマイクを握って話をしようとしたなら、やはり、目も当てられない状況になるのだろうと思います。
しかしながら、それでもあえて言うとすれば、聞こえの良い、思いやりのある風を唱ってみたり、自分の名前を連呼するしか聞こえてこなかったり、おはようございますや、お疲れさまを言うためにそこに立っているのであれば、それはしなくてよいことと思います。
それらは、何れにせよ、民主主義であることの弊害であることには間違いないないのですから、民衆に媚びるようなことはするべきではないと思います。人に媚びるを沢山してしまった人の風情は、どうしても人の先に立って何かをする人にはなれないからです。
その人なりに、腹をくくり、仕方ないと言いながら、腰を低く振舞わなくてはならない時は、生きていく際にあるでしょうが、こういう場合は、余り人格を崩すことは無いだろうと思います。
普段の生活に於いても、態度や立場を明確にしようと振舞うのは大変の量が増え、よく、風当たりや衝突を避けるかたちで、媚びるような、もしくは柔和風な態度はみかけたりしますが、態度を必要以上に人当たり良く軟化させ先にあるのは、人間の大切で正直な部分の破綻だけだろうと思うのです。