2013年07月04日(木)
要・不要
こんにちは。大野秀樹です。月日はあっという間に流れ、既に七月。精一杯にしているつもりでも、現実は非力なもので、思うようには、なかなか何事も進みません。こつこつとしたところに、血肉となった大切なものが育まれるのだとしたら、それを信じてし続ける他はありません。
いつごろからこんなにも世の中のサイクルが早くなったのか。一見して、見かけのそのサイクルの速さに順応するかたちで、果たして僕たちは進化しているのか、退化しているのか。幸福になっているのか、不幸になっているのか。そんなことをぼんやりと思ってみる暇も与えないスピードで、次々の競争や安易な解決策、思考へ舵を切るように求められているような。勿論、自分たちの意思によって。
このようなことは随分と以前から、よく考えたりしています。実際、多くの世の中の流行やら、最先端やらには、当の昔に置き去りにされているのだと思います。少し今の市場の製品などの話を聞けば舌を巻くようなものばかりです。よくそんな凄い事ができるものだと感心します。また、二匹目のドジョウに飛びつかせようとするような、また、こうすればこうなるというような安易な様々な情報。その多さにも、早さにも驚くばかりです。
本当に、実際そういうものに接したり、このコンピュータもそうですが、使ったりしてみると実に便利や有り難さを感じますし、多くの情報に助けられているのは本当です。しかし、同時に、人間ものを考えるということが対処法的になり、乏しくなるのだろうとも思います。
今あることや物を元に戻すことも、無かったことにすることもできませんし、急にやめることが良い思っている訳でもありません。自分にとって都合の良いものだけ残ってほしいとも思ったりもします。
しかし、それでも、やはりこう思うのです。そんなものはいらないと。