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2019年08月26日(月)

いいパートナーってなんでしょうか

みなさんこんにちは!あいこです

毎週月曜日はあいこの日!本日64回目の更新です

 

8月も今週いっぱいでおしまい。。

暑さも少し和らいで、季節が移り変わって行くのを感じます??

お店に並ぶ洋服も夏服はセールにかかり、もう秋〜冬の服が…!

ファッションの先取りにはなかなかついていけないワンコにとっては衝撃でした…!

 

 

さて、先日ある生徒さんと学連時代の思い出話で盛り上がりました

「良いパートナー」や「良いリーダー」ってなんだろうね。

どんな人のことなんだろうね。「良いダンス」ってなんだろうね。と、、レッスン終わりになかなか深い話をしたでしょう

 

その答えって私もはっきりとはわからないのですが、

その時に、ふと頭に浮かんだ懐かしいエピソードです。

私の4年間の学連生活の中で、最初で最後だった「相手のためだけに踊ったダンス」

今日はそのお話です。

大学3年生の夏の終わり。ちょうど今から4年前のことです。

競技会は、スタンダード4種目あるうちの2種目を選んで出場する単科戦でした。

 

WaltzとQuickに優勝者デモがあり、TangoとFoxtrotは順位発表のみ。

デモ権がある種目(W,Q)は人気かつ自信のあるカップルが出てくる種目でしたので

当然選手層が厚かったのですが、私たちが出場したのはWaltzとTango

 

選んだ2種目のうち、Tangoは予想どおり選手層が他の種目より薄く、いわゆる「優勝の見込みアリ」の大会だったのでお恥ずかしい心理ではありますが((い、いけるんじゃないか、!?))と一層意気込んでいました。

 

いよいよ3日後に競技会を控え、鼻息フンフンいっていた頃

当時組んでいた同級生のリーダーさんから突然連絡がありました。

「ごめん、熱が出ちゃったから今日の練習休ませてほしい」とのこと

 

滅多に練習を休む人ではなかったので体調不良もよっぽどなんだろうと思い、

聴いたら40℃近い高熱とのことでした。予想どおり、「よっぽど」でした。。

 

意気込んではいましたが

その連絡から競技会欠場も見越して、「お大事に」と返事。

 

その日の夜中のこと、熱がさらにひどくなり、救急車が呼びたかったのか、トイレに行きたかったのか、吐きたかったのか、、、?部屋の中で立ち上がったところ失神してそのまま倒れたそうです。

(倒れた時のバタン!というすごい物音に大家さんが気付いて、部屋を開けると玄関で後頭部から血を流して倒れている彼がいたそう彼は上京してきて一人暮らしだったのでその時気付いてもらえていなかったら、と思うとゾッとします…)

 

そしてその晩、何も知らない私に「ごめん、頭打って血が出てて、いま救急車。」と連絡。

急な高熱により病院で点滴&入院と、後頭部の縫合。。

金曜日の朝イチでお見舞いに行きましたが、私の頭は競技会どころではありません。

ですが彼からは「明日退院するから、明後日の大会ギリギリ間に合うよ」と出る気満々のおバカさん発言。

 

お医者さんには退院はいいけれど、競技会はダメだと初めは言われたそうなのですが、なんと担当の看護婦さんがたまたま同じ学校の元競技ダンス部の先輩だったのです

そんな偶然あるのか、、と思いましたが「今週末競技会があるので出たいんです」と伝えると「無理はせず、でも頑張ってきなさい」と最終的には言ってくれたそう (後日談です

 

そんなこんなで競技会前日のお昼に退院し、いよいよ競技会当日を迎えました。

頭を縫ってしまっているので、頭が洗えないことから髪上げもしっかりできず、、

派手に他の選手とぶつかったりなんかしたら傷口が開いてしまうかも

と、当日も欠場を提案しましたが頑なに「大丈夫」というリーダーさん。

 

押し切られた私はリーダーさんを「守ること」に全力を注ぐことを誓い、

熱も下がりきっていない「病み上がっていない」リーダーさんと出場することに。笑

「もし途中で倒れたら私が担いでフロアから退場します」と先輩にも訳のわからないことを言って強行突破しました

 

とは言いながら、競技会の途中もみるからに辛そうにしている場面もあったので

「もういいから、棄権しようよ」と何度も言いましたが、

頑なに出続けるリーダーさんと、なぜかなかなか良いチェック数で勝ち上がっていくラウンド。笑

 

結局、WaltzとTango 共に決勝まで勝ち上がり

Waltzは3位、Tango は優勝 という珍しい好成績でその日は終わりました。

それが学連の中で最初で最後の「優勝」でした

 

↑ 優勝した時の恒例「胴上げ」は、投げられず優しく持ち上げられて終わりでした笑

 

その後の飲み会では力尽きた(療養のため参加できなかった)リーダーさんの分まで

お祝いのビールを浴びるほど飲まされたのはいうまでもなく。。あれは美味しいお酒でした。。

 

こんなマンガのシナリオみたいなことって起きる時には起きるものなんですね

 

 

学生時代、決勝は常連でしたがイマイチパッとしない成績だった私たち。

なぜだろうって思うと、今だからこそ言えますが、私は私のためにしか踊っていませんでした

 

「私がリーダーを引っ張ってでも踊る精神」は時に大事かもしれませんが、リードとフォローという関係を覆してはいけませんよね 「私が私が〜〜!」と踊っていた当時の私にお説教したいくらいです

 

この大会の日は、リーダーさんの熱が出た時点で「勝つこと」にこだわりがなくなりました。

彼が倒れないように自分なりに最大限計らって、後ろから支えようと精一杯尽くしました。当時の踊りはいま見ても結構いい踊りしているんですよね。スキルとかではなく、力関係のバランスが良くていい方向に頑張れていました。

 

これに当時気付いていれば〜〜〜〜!!!4年生の成績はもうちょっと良かったかもしれません。笑

まあ終わったことは何を言っても仕方がありませんが

と、ここでタイトルに戻りますが「良いパートナー」とはなんでしょうか?

一つの意見として、

相手を立てられるココロを持ち合わせていることかなと、

私個人の自論と、このお話の中での教訓です

 

「いいパートナー」に必要な要素はまだまだたくさんあるので

もちろんこれだけではないと思いますが、

気がつくと前に出たがり目立ちたがりな私にとっては大きなことです

相手のために尽くす、相手のためにサポートする。忘れずに持っていたい精神ですね。

 

すべてに納得のいくようなことがここでひとこと言えたらかっこいいのですが、、

それは時間をかけて辿り着く答えなのかな〜〜

 

 

生徒さんとのふとした会話から、なんとなく思い越された思い出話でした。

ここまで劇的なことはなくても、こんな風に学生の頃の思い出に

視点を変えて考え直してみると「あ〜なるほど」と、

勉強になることがたくさんありそうです

 

社交ダンスは技術も精神も奥が深い

 

今日は大変長くなりましたが最後まで読んでくださりありがとうございました!

それでは、今週も元気に参りましょう!!わんわん

 

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