期待をはるかに越える感動は、最高のおもてなしから生まれる
「好きな分野」だからといって、その分野で誰かから「ありがとう」をもらえるかといえば、そうではありません。
社交ダンス講師をしている私たちは、もちろん社交ダンスが大好きです。
しかし講師として、あるいは競技選手として活躍するために必要なことは、社交ダンスが好きな気持ちと「おもてなし」の心です。
大切なお時間とお金をかけて、いらしてくださった方へ。
ただただ、ひたすらに「ありがとう」を伝えたい。
プロになって何年経っても、その気持ちは変わりません。
私たちは、演技をしたりレッスンをしたりする時にはいつも「今、目の前にいる方の人生がもっと良くなりますように」と願っています。
ただ、その思いは、決してひとりよがりになってはなりません。
ダンスの中で唯一、二人で踊る社交ダンス。
パートナーとコミュニケーションをとりながら上達していきますから、相手が望むものを理解する力も身につけていけるでしょう。
おもてなしの精神は、嬉しい形で返ってくる
「ただただ、相手に喜んでいただきたい。」
そんな、おもてなしの精神を行動として表現していると、のちに自分にとって嬉しい形で返ってきます。
例えば企業の場合。
スタッフがおもてなしの心でお客さまと接することで、お客さまの満足度が高くなり、売り上げにつながります。
スタッフ個人としても、目の前の人に喜んでいただくことで、仕事や自分が扱うサービスへの愛情が深まることでしょう。
楽しみながらおもてなしの心を培ってみませんか
とはいえ、おもてなしの精神は1日にしてならず。
相手に喜んでいただけるように、ただひたすらに行動する。
それを無理なく自然にやるなんて、最初からできることではありません。
しかし、なんと社交ダンスを通して、おもてなしの精神を身につけることができるんです。
誰もが、最初のうちは自分がステップを踏めるようになることに一生懸命になるでしょう。
それができると、今度は目の前のパートナーの気持ちを考えながらステップを踏みます。
二人で呼吸を合わせられるようになったら、今度は観ている方々を楽しませることに意識を向けるでしょう。
私たち講師も、最初は自分のために一生懸命ステップを踏んでいました。
それでも、練習を重ねるうちにいつの間にか、周りの方々に喜んでいただくことが自分たちの喜びになりました。
一人よりも二人。
二人よりも大勢で楽しめる社交ダンス。
仕事でもプライベートでも、大切な人を大切にしたい方に、ぴったりな習い事です。